扉が開いたら、お世話になった上司が立っていたこと。

虎ノ門ヒルズ
シアワセに感じたことを100日書き続けるチャレンジ 019

扉が開いたら、お世話になった上司が立っていたこと。

今日は、奇遇が続く一日。
古巣の元同僚に誘われて、新橋のはずれの台湾料理屋さんでランチ。「こんなところ、あったんだねー。ここらへんは来ないわー」なんて言いながら料理が出てくるのを待っていると、やはり元同僚で最近仕事をごいっしょした面々もやってきて、目だけで挨拶を交わして別のテーブルへ。店に入る直前に、「今日のランチはここで」とFacebookで店の看板の写真を上げていたので、それを見たのかな?と思いはしたものの、それにしては現れたのが入店直後過ぎる。そのまま会話することもなく、料理を食べて彼らは出ていったのでした。偶然なのかなー?という謎を残しつつ。後でメッセージのやりとりをしたら、全くの遇然とのこと。僕がこのへんに来ることなんて初めてだったのに。しかも有名な店じゃないし(笑)

ランチ後は、古巣のラウンジに場所を変えて、彼がやっている仕事や最近の業界事情などを聞かせてもらう。彼が去った後は、そのテーブルをお借りして仕事をさせてもらったのでした。そういえば、ラウンジに着いた直後にも、ちょうど最近友人との話題に出ていた先輩が前を通りかかったので、うれしくなって声をかけてしまったり。現在は他社で活躍する後輩が声をかけてくれて、3年ぶりの再会を喜んだり。なんだか、再会の連続。偶然の再会に、気持ちもほっこりしました。ただねー。他にも誰かに会えるかもと期待してしまって、なんだか落ち着かない(笑) 仕事をしながらつい周囲に視線を走らせてしまったり、いったい何しに来たんだよ(笑)

17時を回り、ここで仕事をすることを選んだのは失敗、失敗と苦笑い。帰宅の準備を整え、トイレに立ち寄って、ふうとエレベーターの前に。夕刻の出入りの多い時間には珍しくエレベーターを待つのは僕一人。エレベーターが到着。扉が開く。
そこには、かつてお世話になった上司がたった一人で立っていたのでした。
もうびっくり。
忙しいであろう方なので、会うということが予想外。しかも、お世話になったにもかかわらず、退職のご挨拶をメールだけで済ませてしまっていたので、なんとなく顔を合わせるのも気まずいというか、うしろめたい。独立後すぐに、「フリーになりました!」とご挨拶に行けば良かったんですけどね^^;

というわけで、なぜかエレベーターには二人だけ。
しどろもどろで、ご挨拶。元上司「元気にやってますか?」僕「おかげさまで。御社から仕事も出していただいてます」「そう、それは良かったねぇ」てな会話を交わしたところで、別の階から人が乗って来て会話は中断。階下に着き、外に出たところで「名刺をもらっておこうかな」と言われて、名刺すら出してなかったことに気がつきました。あわてて名刺入れから名刺を差し出したところ、二枚重なっていて、あちゃー。動揺しすぎだろ。ニッコリ笑って、彼は一枚を返してくれました。

それにしても、あのエレベーターか開いた瞬間。1対1で向き合った瞬間。
すごく不思議な気がしました。
もし、「これは仕事にならないな」とMacBookをあのタイミングで片付けなければ。「トイレにも寄っておくか」と思わなければ。僕はあのエレベーターの前に立つことはない。そして、大きな会社なのに、ほかに誰もいない空間に二人だけいて、時を超えて挨拶を交わす。

…と書くとドラマチックですが。感動の再会というよりは、僕ひとりドギマギしていただけですけどね(苦笑)。

でも、やっとご挨拶ができました。
「いい加減、挨拶をしておきなさい」と、神様が引き合わせてくれたのかなぁ。なんとも不思議な「偶然」でした。

あの頃は、本当にお世話になりました…。

あ! 肝心のこれを本人に言うの忘れちゃったな^^;

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