「私たちの才能は特別なコンテクスト(状況)で発揮される」

自分の影法師
昨日の「高く評価してくれる人に出会おう。」という話に引き続き、『平均思考は捨てなさい』という本の感想です。
本の中でとくに僕がそうだよなぁ、面白いなぁと思ったのが、「コンテクストの法則」です。「コンテクスト(背景・状況)」によって、人間の特性はさまざまな表れ方をすることが、研究結果で明らかになっているのだそうです。例えば、明るい、暗い。外向的、内向的という性格付けも、実はコンテクスト、つまりはその状況や関係性によって、ひとりの人間でもさまざまに表れるという話です。

この話で、ふと思い出したのが、「人は誰でも嘘をつく。」という言葉でした。2012年にTBSで放送されていた、東野圭吾原作の『新参者』というドラマは、毎回必ず、「人は誰でも嘘をつく。」というナレーションから始まりました。僕などはいつも、そこまで嘘をついてばかりかなぁと思いながら聞いていましたが。でも、ドラマでは毎回、誰かが嘘をついているのでした。やむにやまれぬ事情とか、良かれという思いで…。
つまり、どんなに誠実な人であろうと、あるいは誠実な人であるがゆえに、嘘をつく。まさに、「コンテクスト(背景・状況)」によって、人の特性、思考、態度は変わるという話だったんですよね。
人は、他人の一面だけを見て思い込でしまうと、見誤ることがよく起こる。企業の採用にせよ、学校教育にせよ、恋愛にせよ、どんな時でも。「個性」と言っても、常にその「個性」が表れるわけではない。これ、とても面白いなあ、と思いました。そして思い込みには、本当に気をつけなければ。人のことにせよ、自分のことにせよ。

毎日読んでいる勝間塾のサポートメールでは、今週は勝間和代さんがこの『平均思考は捨てなさい』のブックレビューをしてくれています。そこに、

コンテクストの原理で大事なことは「私たちの才能は特別なコンテクストで発揮される」

と書かれていました。
こここそ、本当に大切なんだと思いました。自分の才能を発揮できるかどうか。つまりは、コンテクストが、人の幸せすら決めてしまう。とすれば、自分の才能が活かせる「特別なコンテクスト」に、いかに多く身をおけるか。ここに尽きるのだと思います。せっかくの才能ですら、活かせる場を見いだせなければ宝の持ち腐れ。

思えば、僕が昨日書いた記事「高く評価してくれる人に出会おう。」の話なんですよね。つながりました。「うんこドリル」の、うんこくんのようになりたいって話を書いたんですけどね(笑)

「自分の才能が活かせるコンテクスト」を探す。
そんな日常の旅へ、今日も、行ってきます。

そして、みなさん、いってらっしゃい^_^

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