Happy048 高校時代の友人に会えたこと。

シアワセに感じたことを100日書き続けるチャレンジ 048

高校時代の友人に会えたこと。

テニスコート
シアトルに住む高校時代の友人が帰国すると、きまってみんなに声をかけてくれる。
それを合図のようにして、高校時代の友人たちは集まることになる。
そんな機会が年に1、2度。慣例のようになってもう7〜8年になるだろうか。

帰国していた彼から、今朝もメールが入っていた。
先週の11月23日の勤労感謝の日に仲間4人で会ったばかりだったが、その日は仕事で来られなかったヤツと会うので良ければ来ないかと言う。
その日から2日しかたっていない。
シアトルの友人とは会ったばかりだしなーとは思いつつ、Kが来るなら行こうとすぐに思い直した。

Kとは高校時代、テニス部でダブルスを組んでいた。
部の同期でいちばんへたっぴーだった僕と組んでくれた奇特なヤツだ(笑)
一度、彼が部を辞めると言い出した時も、ダブルスを組む相手がいなくなってしまう僕は「辞めないでくれ」と懇願したことがある。
「じゃあ、続けるよ」とわりとあっさり言ってくれてホッとしたものだ(笑)
そんな彼が、やって来るという。

会いに行こうと思った理由のもう1つは、彼が少し前に大病を患ったことを知っているからだ。
数年前、街でばったり会った時に、
「言ってなかったけど、実は胃ガンで胃の3分の2を切除したんだ」と言われた。
それまでに、シアトルの友人の帰国の際に2度ほど会っていたはずだったけど、そんなことはおくびにも出さなかった。
だから僕は、彼は疲れているのか元気がないんだなと思っていた。
ちょっと顔色が悪いようには思えたが、ヤツのことだから不摂生でもしてるのだろうと勝手に思い込んでいた。

そんなKと、1年ぶりくらいに再会できた。
彼は相変わらず寡黙で、元気とまではいかないが、飄々としていた。
とりあえず、その後、変調はきたしてはいないようで安心した。
別れ際、「身体には気をつけてな」と言われた。
「ほんとにな、気をつけるわ」と言いながら、「おお、お前もな」と心の中で思っていた。

友が友を呼んでくれて、友に会えた。
ありがたくも、うれしいことに。

ダブルスを組んだ相手は、後にも先にもKしかいない。
僕が下手なせいで、ちっとも勝てないペアだったが、今思い出してみるとアイツからなじられたことは一度も無い。
お互いにそんなに巧くなかったからなのか、アイツの寛大さなのか。

Kには、いつまでも元気でいてもらいたい。
これからは、たまには僕からメシにでも誘おうと思う。

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