シアワセに感じたことを100日書き続けるチャレンジ 018
父からお礼のメールが来たこと。
今日は父の日である。父の身体の具合とご機嫌伺いに、手土産をぶら下げ、実家にふらりと行った。
行く前に電話をすると、「ごはん食べてくの?」と母が言う。「あるなら、ごちそうになろうかな」「食べていきなさい、作っておくから」
実家に着くと、すでに食事の真っ最中。僕の到着を待つという発想は二人ともまったくない(笑)
手土産は、以前父が「あれは、美味しかった」と言っていた「梅の香ひじき」と店頭で見かけた「鶏めし」の元。好物と初物でバランスをとるのは、ここ数年の知恵(笑)。 「父の日の差し入れね」と見せる。父は手に取ることもなく「ああ、ありがとう」と言って、うどんをすすり続けた。母が台所に立つので、「僕のは食べてからでいいよ」と言うと、「できてるから」と冷凍ピラフをフライパンで炒めたものをサッと温めて出してくれた。これも、母の味(笑)
父はただ黙々と、うどんを食べ、母はただただしゃべり倒す。それに、僕がうんうんとなずき、しばらくして食事を終えた父が、「それじゃあ昼寝するから。ゆっくりしてけ。今日は来てくれてありがとう」「父さんも、身体に気をつけて」みたいなことを僕がモゴモゴと言う。母のおしゃべりはまだまだ続き、僕の背後からはやがて父の寝息が聞こえてきた。そして、「それじゃ、そろそろ帰るわ」と実家を後にした。
「父の日」とはいえ、父とは、まあ、そんな感じである(笑)
夜、父からメールが届いた。
「こんばんは。今日は父の日に、わざわざ手土産持参で来てくれ、どうも有難う。夕食で食べました。懐かしい味でとても美味しく頂きました。 純一が今の私位の歳になって、子供が 父の日にお祝いを持って尋ねて来てくれるのだろうか? と案じています。君の老後が幸せでありますよう祈っています。 父」
どうやら、お土産はお気に召してくれたらしい。まあ、一度、お墨付きだからね。お礼のメールが来ただけでも、うれしい。
それにしても、僕にはほとんど口を聞かないくせに、ひと言多い父である。うちのことは余計なお世話だよ(笑) あなたは幸運にも、苦手な父親にでも気を使えるデキた息子がたまたま育ったのさ。父さん、いつまでも達者でいてくださいな。僕の老後の心配まで、ありがとう。
みなさんは、良い「父の日」を迎えられましたか。
思い出になる一日になってるといいですね^_^