文章力養成コーチ・松嶋有香さん 第10話「ヤバイ。これは、勝間塾に入るべきだ!」

文章力養成コーチ・松嶋有香

あっちだ!っていう光が見えてきた。


001 松嶋有香 さん

文章力養成コーチ・文章コンサルタント
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第10話「ヤバイ。これは、勝間塾に入るべきだ!」

オンラインの国語塾を起業し、文章力養成コーチとしてこれまで歩み続けてきた松嶋さん。
そんな彼女に大きな影響を与えたのが、経済評論家・勝間和代さんが主宰する「勝間塾」の存在でした。

さんぽ屋:僕がゆかさんと出会うことになる勝間和代さんの「勝間塾」に入るのは、国語塾を起業してどのくらい経ってからなんですか?

松嶋:何年だろう、6年間ぐらいかな。

松嶋:勝間さんがテレビ番組でシャカシャカ意見を言ってるのを見て、この人の本を読んでみようと思ったの。ビジネス書だったんですけど、読んだら「なんだ、これ主婦にも使えるじゃん」と思って。時短とかね。
その頃の勝間さんは料理の話とかしてなかったんですけど、時間管理の方法とかそういうことは主婦にも意外と役に立った。で、私がTwitterで「勝間和代さんの考え方、主婦にも役に立ちます」ってつぶやいたら、勝間さん本人がそれを見て、リツイートしてくれたんです。「やった、うれしい!」と思って。有名人だったからね。
それで調べたら、彼女が「勝間塾」っていうのをやっていたので、その有料メルマガを購読するサポメ生(サポートメール会員)にまずなったんですよ。(注:サポートメール:365日毎朝届く、勝間さんから送られてくる「学び」のメールマガジン。勝間塾生になるとサポートメールの購読に加えて、セミナーに参加できるほか、セミナーのライブ映像や録画を視聴できる)

さんぽ屋:サポメ生になったのは何年?

松嶋:2008年かな。

さんぽ屋:じゃあ、まさに勝間本がブームになった時ぐらい?

松嶋:そうそう、カツマーの時。

さんぽ屋:すぐに塾生に切り替えたの?

松嶋:ずーっとサポメ生。メールを読んで、私に役に立つとこは役に立てて。勝間塾のオンラインコミュニティものぞきに行ったんだけど、世界ができあがってる感じがして入りにくいって思ったのと、忙しいっていうのがあって、サポートメールを読んで自分でできることだけをしてた。

さんぽ屋:なのに、なんでまた一歩踏み込んで塾生になったの?

松嶋:笑い話なんだけど、お金の無駄をカットしようと思った時に、このサポートメール代が主婦にとっては無駄なんじゃないかと思って(笑)
それで、オンラインコミュニティがあるんだから、試しにちょっと自分のことを発信して、もしあんまり成果がないんだったら、この塾はやめてもいいなと思ったんですよ。ひと言もコミュニティで発信しないで去るのはカッコ悪いと思ったので。
で、コミュニティに投稿を始めたのが2013年の11月ぐらい。サポメ生になって、もう6年間ぐらいたってるの(笑)
で、「こんにはちは、はじめまして。私はこういう仕事をしている者です。よろしくお願いします」みたいなことを書いて初めて投稿したの。でも、やっぱり反応がなくて。その後も、サポメで出題される課題にYES、NOで答えるような単純なことを書いてて。
これは誰も「いいね」を押してくれないな。でも、なんか「いいね」もほしいなと思って。もうちょっとつっこんで書いてみようと思って、サポートメールをまじめに読んで、まじめに書き始めたら、少しずつ「いいね」が増えてって、そしたら面白くなってきた。
で、他の人の投稿も読むようになって、そしたら「ここには面白い人がいるぞ!」って分かって。

さんぽ屋:ああ、そういう流れなんだ。

松嶋:ここには面白い人がいる。私は勝手に「神セブン」って呼んでるんですけど、そういう人って勉強会も開いていて。「こういう積極的な活動をしている人もいるんだ。すごいな。この人たちとお友だちになりたい!」と思って。
そのお一人がやるイベントで気になるのがあって、サポメ生でも参加できるって書いてあったから参加してみたの。それが2014年の1月末。
そのイベントに参加したら、「ヤバイ。これは勝間塾に入るべきだ!」って思ったの。
塾生のメリットって、勝間さんの月例会(セミナー)しか頭になかったんだけど、塾生が開いているイベントもこんなにクオリティが高いのか!と思って。しかも、その時のイベントはコーヒー代ぐらいで参加できるものだったので。この塾のイベントのレベル、すごいと思って。だったら月例会にも出て、ちゃんと勉強したらすごいんじゃないかと思って、その日の夜に入塾を申し込んだの。

さんぽ屋:勝間さん本人が理由じゃないんだ(笑)

松嶋:(笑) 1月にイベントに初参加したでしょ。で、2月に初めて月例会に参加した時に、勝間塾を紹介する本のプロジェクトの話を耳にして。(※勝間塾を紹介する本:『勝間塾のススメ』kindle版)

さんぽ屋:あのプロジェクトに参加したのは、塾に入った直後なんだ。

松嶋:「なにかお手伝いできることがありましたら」ってメンバーの方に声をかけて、『勝間塾のススメ』の出版企画を手伝うようになって。6月からは編集委員になって、そこからバーッと。

さんぽ屋:それもリーダー格になっちゃったんでしょ、最終的に(笑)

松嶋:そーそーそー(笑)

さんぽ屋:ってことは、塾生として活動するようになるのは急激なんだ。

松嶋:そうです。急激です。

さんぽ屋:で、いまでは勝間塾の「有名人」になっちゃったんだ(笑)

松嶋:勝間塾に入って、6月に「子どもに教えてるならイベントを開いてほしい」って塾生の方々からお願いされて。「でも私、会場の取り方も全然わからないんです」って言ったら、その人たちが会場も押さえてくれて、イベントの告知もしてくれて。私がゲストみたいな形で話をしました。それが最初。それから私のイベントがどんどん始まって。

さんぽ屋:それは教育相談?

松嶋:最初のは、「小学1年生に国語辞典の使い方を教える」というもの。その次は、「読書感想文をどのように教えているか」を話ました。そうしたら、大人にも書き方を教えるのは役に立つんじゃないかなって話になって、書評講座みたいのをやったり。
で、自分の塾でも、子ども向けだけじゃなくて、大人の講座ができるんじゃないのって言われて、大人向けの講座も開講しました。
そのへんから、ほんと急激ですよね。いろんなことがいっぺんに来ちゃた感じ。

さんぽ屋:僕からすると、それが去年の後半から、さらに加速してる気がする。

松嶋:去年?

さんぽ屋:去年は、「OTONA SALONE(オトナサローネ)」のサイトでコラムを書くようになって、今度は「教える人」だけじゃなくて、「書く人」にもなったんだなーって。

松嶋:そうねー。なんだろうね。でも、6年間もサポメ読んできたわりにスローだと思うけど。もう、いい歳になってきたし(笑)
若い塾生は、勝間さんや他の塾生からあんなにいい話を聞けてラッキーだと思うな。ただ、受けとめる側もやっぱり経験値が高くなってないと、勝間さんのいい話も中途半端な解釈になっちゃうかもね。そういう意味でいうと今の年齢で聞いているのは、ある意味、時期が良かったのかなって思う。
私の場合は、特に教育関係はやっと迫力がついてきたな。30代のお母さんたちは、やっぱり20代前半の先生の話、あんまり聞かないよね。でも、それなりの年齢の教育者の言うことは聞く。説得力があるから。やっとそういう歳になったかなと思って。私も、これからかな。

(つづく)

勝間塾に入って、さらに幅が広がり、再び「進化」が加速してきた松嶋さん。
教育者としての自信もついてきて、ここからどんなことを目指していくのか?
気になる今後については、また明日。
長い長いインタビューも、いよいよ最終回です。
当初14回の連載予定とお伝えしていましたが、構成を再検討して全11話の構成となりました。
まだまだ続くと思ってらした方には、ごめんなさい。
もう最終回なんです。どうぞ、お楽しみに。
第11話(最終回)

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